2020年11月メルマガ 深入りしない

【深入りしない。】


2020年は

”人と人との距離を意識させられる”

1年でした。




ソーシャルディスタンスや行動の自粛など
社会や家族間の人間関係の距離感に
戸惑った人も多かったように思います。





外では三密(密集、密閉、密接)を避け、
人との距離をとって、
出来るだけ接触を避けるという感じ




家では不要不急の外出を自粛しつつ、
仕事はリモートワーク化…。




たった数ヵ月で人との距離感が
まったく違うものになってきました。

最近では人間関係の距離感の変化が
原因のトラブルが増えています。




家の中では
家族の距離が
近くなったことで
家族間のケンカが増えているようです。

これは接触の機会が増えて、
自然と普段は目につかなかった
家族の欠点に目が行くようになったことが理由です。




家の外では
ついついおしゃべりをし過ぎてしまい。
言わなくても良いことまで言ってしまったり、
おしゃべりの人を相手にして
どっと疲れたりする人が増加しているそうです。

おしゃべりをする機会が激減したことで、
コミュニケーションのさじ加減が
麻痺してしまっているのでしょうね。




こういう時は、
人間関係の距離感を意識しておくことが大事です。




家族や他人を

”気がけながらも深入りしない”

ようにしましょう。



家庭内においては、
これまでと同じくらいの接触回数を保つよう心掛けるとよいでしょう。

(ついつい家事の頼みごとをしたり、
話しかけたりしてしまいますが自粛しましょう。(笑))




家の外では、
ホドホドの距離感でいきましょう。




以前、お客さまで来てくれた
感じの良い奥様に
ご近所付き合いで心掛けていることを
普段の会話やりとりを例に教えていただきました。


奥様『お出かけですか?』

ご近所さん「はい。」

奥様『お気をつけて…。』


くらいの感じがベストだそうです。





ちなみに

『どちらまで?』

と訊くのは踏み込み過ぎで、
やってはいけないのだそうです。
(ほんとうにホドホドですね。)





この話を聞いてから、

”気がけながら深入りしない”

というのが解った気がしました。




仏教でも
人との係わりかたにおいて、
距離感を大切にしなさい
ということを教えています。




この機会に、
今一度、人との距離感を考えてみてもよさそうですね。





それではまた。