中年以降に何かを身に付けることの大変さを思う。2024年10月メルマガ
【中年以降に何かを身に付けることの大変さを思う。】
先日、修験道の祈祷作法を学んできました。
講伝では人型を使った
呪(まじな)い要素が強いものなど
様々な作法を学んできました。
祈祷法において
”これ以上のモノは無い”
と言われる”護摩祈祷”が出来るのに
なんで今さら祈祷作法を学ぶの?
と思われる方もいるかもしれません。
それはそうなのですが、
実際、ご祈祷の度ごとに護摩法を
行うというわけにはいきません。
なので
急なご依頼に対応できて
即効性もあり、
かつ必要最小限の準備でできる
祈祷作法を探してはいたのです。
今回、幸いにも伝授を受けた作法の中で
コレだというものに巡り会うことが出来ました。
それは
”強力なご利益のあるお経”
を扱うご祈祷です。

最近の私はそれを
しっかり身に着けるべく
毎日時間をつくって
コツコツと修行と実習に励んでいたりします。
そんな中こんな話を思い出しました。
・スキル習得には20時間
・プロレベルのスキルになるのには10000時間
というもの。
あなたも耳にしたことがあるかもしれません。
正直な話をすると
元々ご祈祷に関して
ベースが出来ている私でも
普段お唱えすることのない
真言やお経には相当てこずります。
(ましてや、古くから
聞いただけでご利益がある
と言われるくらい
強力なお経なんてものは
声を出して読むのも一苦労なんです。)
実際、慣れた行者なら
45分~60分程度で修法するものでも
今の私は読経だけで2時間以上もかかっていました。
実は私は読み慣れないお経や真言を長時間唱えていると
凄まじくストレスを感じてしまうたちでして…。
その結果
身体のあちこちに不調が出たり
理由もなく気分が沈んだりします。
最近になってようやく慣れてきたので
60分くらいで行えるようになってきました。
不調も落ち着いてきましたし
手応えを実感しています。
なんとか
”スキル習得の20時間”
は突破できたのでしょうね。
とはいえ
読経や作法に気を取られなくなってからが本番。
神通力うんぬんはここからが大切。
しっかり修行していこうと思います。
ちなみに
プロレベルになるのを10000時間とするなら
1日1時間として、1年だと365時間
10000時間÷365時間=約28年
(うん。考えないようにしないと。(笑))
年配の先達行者が
おっかない理由がわかりました。
超人ですよマジで…。
ということで
ご祈祷サポートも
年々パワーアップしています。(^^)
あなたにも
なにかしらで
お役に立てるかもしれませんね。
年齢を重ねてから
何かを身に付けることの
大変さを実感するとともに
チャレンジを続けて継続されている人に
自然と尊敬の気持ちがわきました。
ではまた。
PS
こんな話をしていてアレなのですが
やはり護摩法というのは半端ないですね。
凄いご祈祷です。
秘伝となっている理由を再認識できました。
世間に凄さが認知されないのは少々もどかしいですが
こちらも変わらず研鑽を続けていこうと思います。