パートナーとのやり取りがいちいちムカつくという40代女性
【パートナーとのやり取りがいちいちムカつくという40代女性】
今日は残念なお話です。
最近では電話やZoomでのリモート鑑定をする機会も多いです。
今回は、日中はお仕事をしていて
休日は家事や用事に追われるため
なかなか鑑定に足を運ぶことがキビシイという女性からの
リモート鑑定のお申込みでした。
Zoomを使ってセッションを行いました。
『最近、パートナーとケンカが絶えません。
どちらかが相手に要望を伝えようとすると
感情的になってしまい
お互いにイライラした態度をとってしまうんです。
パートナーの言うことも分かるのですが
ムカつくから素直に受け入れたくないです。
相手もそんな私の態度をみて
口調が荒くなったり
一方的に私を責めるようなことを言ったりするんです。
それに私の言うことには
いちいち反発してきて
何か一つ言うと
ワーッと返してくるんですよ。
だから結局は、私が黙って耐えるしかなんですよ。
なんかどんどんムカついてくるんです。』
「なるほど…。そんな状態が続くとさすがに消耗しますよね。
実際、パートナーの方はこの状態をどう思っているのでしょう?」
『単に面倒な奴だと思っているんじゃないですかね?』
「ひとまず占いでどんな感じなのかを確認してから話しを進めましょうか。」
カウンセリングではここで
・状況を整理
・情報の共有
・問題点と注意点の発見
をおこなっていきます。
私はこの部分を占いで行います。
そうすることで
クライアントの説明の不足しているところや
視点や考えの偏りを発見することが出来たりします。
今回は
タロットカードを使って相談者と相手とそれぞれの
・置かれている状況
・気持ちを
占ってアドバイスをしました。
~鑑定の結果~
<パートナーの状況>
どうやら仕事である部下に対して不満がある。
その部下を注意したり指導したりする時に反抗的な態度をとられる。
実は相談者の疲れた話し方や素振りが反抗的な部下と良く似ている。
実際はパートナーの口調や話し方がそういった問題を引き起こしている。
ただ、本人は自分に問題があるなど思ってもいない。
<パートナーの気持ち>
どいつもこいつも素直にハイと言えばいいのに…。
話しの分らん奴ばっかりだ。
メチャクチャ気をつかって接しているのに
こいつまで訳の分からないことを言うのか…。
ただでさえストレスを感じているのにこれ以上ムカつかせんなよ。
<相談者の状況>
仕事と家事に追われていて精神的に弱っている。
慢性的な睡眠不足もあって体調が良くない。
普段は気にならないことにも腹が立ってしまう。
<相談者の気持ち>
疲れているので少し優しくしてほしい。
「頑張ってるね。」という労りの言葉が欲しいだけなのに…。
もう少し言い方があるでしょう…。
いつも私の話には理解を示そうともしない。
だから私もパートナーの言い分は納得しない。
<まとめとアドバイス>
・ケンカの原因はお互いの余裕の無さ。
・実はパートナーなりの思いやりや配慮はちゃんとある。
・普段から相談者の中にパートナーの配慮に対しての「それじゃない感」がある。
・なので相談者はパートナーが何をしても不満が出てくる状態。
・そういった不満げな感じをパートナーは一緒にいて敏感に察知してしまう。
・もともと口調や話し方に問題のあるパートナーは相談者の不満げな態度をやめさせようとして更に口やかましくなってしまう。
多くの場合
こういった状況が長く続くと、
お互いの関係はどんどん冷めていきます。
とにかく早めに関係を安定させておいた方が良いでしょう。
この問題の重要なポイントは相談者さんの中に
「パートナーへの理不尽な期待」
が隠れていることです。
そこで以下のことを提案しました。
・相手の余裕の無さはあなたが原因ではないからどうにもならない。
・実は相手の反応は自分が引き出していることを自覚する。
・まずパートナーの口調に反応し過ぎないように体調を整えましょう。
・8時間以上の睡眠を最低3日間とってください。
・パートナーなりの配慮を感じたら素直にポジティブなリアクションをしましょう。
・あなたが機嫌よくしていると相手の態度も変わります。
(さすがに伝え方にメチャクチャ気をつかいました。)
相談者さんは
似たようなことを別の人にも言われていたみたいで
何だか納得がいかないという感じでしたが
ひとまずここでセッションは終了しました。
(感情的になっている相談者のメンタルケアをしたり
生年月日で相性を占うようなやり方で
セッションを進めれば良かったかもしれませんね。)
余談ですが
後日、相談者さんからパートナーと破局したとのご連絡がありました。
『自分の事しか考えられない人とは一緒にいられないって言われました。
こっちが言ってやりたいセリフですよ。』
『結局、パートナーは何も変わらなかったです。』
と…。
お二人の関係に何があったのか
なんとなく想像がついてしまいました。
お互いに我を張り過ぎず
相手に配慮しながら
良くあろうとするのって難しいですよね。
もしも他人からの忠告に耳を傾けていたら
また違った結果になっていたかもしれません。
今となっては仕方がありませんが…。
それぞれの今後の幸せを祈っております。
※実話を元にしたフィクションです。(念の為)