2021年4月メルマガ 6人の盲人と象

【6人の盲人と象】

春は”張る”といって、
植物が大地に根をはり
夏に備えて水分を蓄え
勢いよく成長していきます。

何かと生命活動が活発になる季節です。

そりゃコロナも元気になりますよね。
(本当に迷惑な話なのですが。)



熊本も他県と同じで
注意が必要な状況になっています。



みなさんはいかがお過ごしでしょうか?



せっかくの連休に
外出制限がかかっていますが、
出来るだけ楽しんでお過ごしくださいね。




今日はコロナ禍の風評被害について耳にしましたので、
”6人の盲人と象”
というお話を紹介したいと思います。



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[6人の盲人と象]
ある日、
6人の盲人が象を触って
その正体を突きとめようとしました。

1人目は象の鼻に触り、
「象とは蛇のようなものだ」と言いました。

2人目は象の耳に触り、
「象とはうちわのようなものだ」と言いました。

3人目は象の足に触り、
「象とは木の幹のようなものだ」と言いました。

4人目は象の胴体に触り、
「象とは壁のようなものだ」と言いました。

5人目は象のしっぽに触り
「象とはロープのようなものだ」と言いました。

6人目は象の牙に触り、
「象とは槍のようなものだ」と言いました。

それから6人の盲人たちは長いこと言い争い、
それぞれが自分の意見を譲りませんでした。

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いかがですか?
6人全員が真実を語っているのですが、
もはや象が全然ベツモノになっています。(笑)



それぞれが自分の意見を正しいと信じ、
相手の主張を聞き入れない…。
会社組織なんかでの”あるある”です。



なかなか面白い話ですよね。



仏教では
”盲人象を評す”
という言葉で語られていたりします。



似たような話に、
サイコロでの例え話があります。



サイコロは6面あって
そのすべての面に違う数の点が描かれています。
つまり6つの面を全て見ないと
全体像を説明出来ません。



しかし
なぜか1面の数字しか見ていないのに
それがサイコロの全てだと思っている
自分の意見が正しいと信じている。
そんな人が多いのです。



という話。




何時の時代も、
”よく知りもしないのに、とやかく言う人”
というのがいるのですよね。



あなたの周りにもそんな人っていませんか?
(もちろん気をつけないと私がそうなっていることもありますが…。(笑))



風評被害の背後には
こういったメカニズムがあったりします。



断片的なネガティブな情報だけで
悪く言われてしまうって、
考えただけでゾッとしますよね。



こんな時期だからこそ
私も偏った情報に巻き込まれないようにして、
ちゃんと目を開いて判断したいと思いました。



せっかくなら私はみんなが優しい世の中で過ごしたいです。



その為に、まず私が、
”視点は多く、視野も広く、柔軟な頭で!”
を心掛けて過ごしますね。



あなたも一緒にいかがでしょうか?



それではまた。