2022年5月メルマガ 勇気を育てる
【勇気を育てる】
『あの時のように
勇気を出していればもっとマシな感じになっていたのに…。』
最近、鑑定中に耳にした印象的な言葉です。
年齢を重ねていくと
様々なモノゴトを経験してしまうため
なんだか勢いがなくなっていく感覚に見舞われます。
・他人との衝突
・新しいことへのチャレンジ
・困難を解消するための行動
などが途端に面倒で避けたいモノに変化していきます。
可能性を広げて
豊かで幸せになるために
必要なことであったとしてもです。
若いうちは
勢いだけで生きていくことが出来たのに、
年齢を重ねるとそうはいきません。
困ったものです。(笑)
若い頃に必要なモノは
挑戦するための”勢い”や”ノリ”です。
失敗は学びです。
そしてリカバリーしながら上手なコケ方を覚えていくんです。
しかし
ある程度の年齢になってくると
おいそれと失敗なんてできません。
必要なモノは
責任を負う”勇気”と”覚悟”
になってきます。
それで
”勢い”、”ノリ”、”覚悟”はある程度
環境で養われる部分がありますが
”勇気”は
若者から大人になる過程で
どうしても自分自身で
身につけなければならないものだったりします。
では勇気とはなんでしょうか?
Wikipediaでは
普通の人が、恐怖、不安、躊躇、
あるいは恥ずかしいなどと感じることを恐れずに
自分の信念を貫き向かっていく
積極的で強い心意気のこと。
勇ましい強い心をいうそうです。
(偉人たちは、
恐れないのではなく恐れを乗り越えていくこと。
と定義しています。)
中年以降に差し掛かってくると
勇気を試されることが
それはそれはたくさん身に降りかかってきます。
ちょっとした勇気があれば
人生を好転させたり、状況の悪化を防ぐことが出来たのに…。
ここぞという時に勇気が出せなかったばかりに、
大変な目にあう人を仕事柄たくさん見てきました。
そんな人はひょっとすると
これまで勇気を育てる機会が
無かったのかもしれません。
実は勇気には
”出し方”と”育て方”
があります。
[勇気の出し方]
・言い訳を止めて、やると決める。(アニメキャラが必殺技をいう時の感じ)
・常に勇気を出すのではなく、ポイントポイントでほんの15秒だけ勇者になりきってみる。(全集中)
[勇気の育て方]
・ちょっとした困難から逃げない。逃げ癖というのは自分では自覚できません。(心を燃やす。)
・ちょっとだけ勇気を出した状態の回数を増やす。
そうすることで意識せずに勇気が出るようになります。(勇気の体験数は力。)
意識して続けていると
勇気はどんどん育っていきます。
何が起きるかわからない時代です。
年齢や性別は関係なく
勇気の問われる機会も増えてきます。
普段からコツコツと勇気を育てておいて損はないかもしれません。
余談ですが
相手を励まし、
勇気を与えることを「勇気づける」と言います。
つまり与えることも出来るのです。
『与えるものが得られる。』
これはこれで考えさせられます。
教育に携わる人は
これからの世の中を作っていく
若手の勇気も育てていけるといいですね。
ではまた。