法王(教え方のコツ)

 

【教え方はうまいにこしたことはないです。】

 

ごきげんいかがでしょうか?

 

今日は

大アルカナ22の中の”5法王”のカードを

中心に進めていきたいと思います。

 

この記事は音声で聴くことができます。

 

法王のカードには

伝統が尊ばれる世界が描かれています。

 

しきたりが重要視されていて

自分の判断で勝手にしきたりを変えてはいけません。

 

法王は

そういった決して変えてはいけないことや

道徳といったことを弟子たちに教えています。

 

私は密教のお坊さんなのでこういったことは良くわかるほうです。

師匠から伝授された秘伝の内容が書かれた小折紙は

寸法や折りたたみ方などが細かく決められていて

そういった決まりごとは大昔から守られてきました。

 

そういった世界をはじめて体験した時は

そりゃー感動しましたよ。

 

何百年も前から守られている世界よ?

すごくね?

 

さてタロットでは司祭とか法王とか呼ばれていますが

最近は法王は正式には教皇と呼ぶようになっているようです。

 

教皇ということで

今日は

『教え方』

にしたいと思います。

 

私は普段、お坊さんのお作法や占いを教えるお仕事をさせていただいてます。

 

今でこそ説明がわかりやすいとか言ってもらえるようになりましたが

昔は自分で自分の説明に殺意がわくくらい教えるのが下手でした。

 

思い出すと恥ずかしいです。

 

さて世の中には教えるのが上手な人っていますよね。

ひょっとすると

あなたの周りもいるかもしれません。

 

実はこういった人たちの教え方には共通点があるんですよ。

 

知りたいですよね。

 

教えます。出し惜しみしません。

 

その共通点は4つのことをやっているんです。

導入、提示、適応、評価

というやつです。

 

導入…まずこれから教えようとしていることを説明します。

提示…そして実際に目の前でやって見せます。

適応…やらせます。手伝いながらも一通りの手順を体験させます。

評価…ホメます。ホメまくって調子にのせます。

 

以上の4つのことを流れを意識して教えているだけです。

 

もしもあなたが日頃から

人にモノを教えるのが苦手だと思うのなら

導入、提示、適応、評価

の流れでやってみると良いでしょう。

 

教える側の負担も減りますし

教わる側の反応が実感できるレベルで変わります。

 

どちらのストレスも軽減します。

教え方はうまいにこしたことはないです。

 

いかがだったでしょうか?

 

今日は教え方についてお話しました。

 

お話した内容があなたのお役に立てば嬉しいです。

 

それでは。