恋人(男女の恋愛観の違い)

【恋人(こんなにも違う男女の恋愛観)】

 

この記事は音声で聴くことができます。

 

今日は
大アルカナ22枚の中の”6番恋人”のカード
中心に進めていきたいと思います。


そもそも
タロットの大アルカナにはカード1枚の中に
様々な神話や寓話のエッセンスをミックスして
抽象化したメッセージが描いてあります。

 

今日はそのあたりを参考に恋人のカードに描かれた
裸の男女をネタに男女の恋愛観について
考えてみましょう。


ということで
今日のテーマは
『タロットカードから見た男女の恋愛』
についてです。


恋人のカードには
天使に祝福された素っ裸の男女が描かれています。
禁断の果実を食べて楽園を追放される前のアダムとイブでしょうか?

アダムとイブの物語に出てくる二人は
私たち人類の祖先であり
神様が自分の姿に似せてつくった
永遠の命を持つものだったそうです。

そんな楽園で過ごしていたアダムとイブですが
ある時、蛇にそそのかされて
神様に食べたらいかんと言われていた
知恵の実(リンゴ)を食べてしまいました。

それで神様の怒りを買って
楽園を追放されるし
永遠の命じゃなくなくなるし
子孫の男は代々、労働の苦しみを背負わされるし
女は出産の苦しみを背負わされるようになったそうです。

ちょっと詳細までは覚えていませんが
確かそんな話だったと思います。
違ってたらごめんなさい。

 

恋人のカードに描かれている
男女はお互いに向き合って立っていますが
視線は別々の方向を見ています。

男は女性を見ていて
女性は男性を見ずに空を見ています
お互いに裸で向き合っているのですから
気持ちは通い合っているにもかかわらず
なぜか視線を合わせていません…。

 

気持ちを通わせた幸せな恋人同士をテーマに描かれているのに
不思議だと思いませんか?

 

私も不思議に思っていたのですが
占いの現場で多くの恋愛の悩みを扱っているうちに
身に染みて理解できました。


恋愛における男女の思いの方向性は
こんなにも違うんだと…


どういうことかというと


もともと
女性より身体の作りが頑丈で力に優る男性は
危険を冒しながら狩りをして
獲物を持ち帰って家族を養っていきます。

女性はそういった男性をサポートしたり
子供を産むことで家族を増やし
生産性を高める役割を担ってきました。

男性の狩りの結果で食べ物にありつけたり
受け入れた男性の性質が子供に遺伝することから
女性は本能的に強い男性を求めたりします。

 

そういったことが恋愛にも反映されます。

 

恋愛モードの男性は狩人として
本能的に獲物として女性を求めます。

男性の頭の中の狩りの成果は
女性と良い関係になることです。


女性を自分のモノにしたいから、他に渡したくないし失いたくない。


つまり
ものすごく感じの悪い言い方をすれば女性で自分を満たしたいだけです。


その後の事など一切考えていません。

 

その一方で女性は
受け入れた男性次第で自分の環境や未来が影響を受けてしまいます。


なのでどうしても男性からの好意を受け入れた後のことにも本能的に関心が向かってしまいます。


この男性といることで私はどうなっていくのだろう?
ということです。


男性のように、本能的に激しく相手を求めるといった感じではないのです。


狩りの事だけを考える男性と違って
良い関係を維持していくためにアレコレと考えるのです。


恋愛に対しての構えには
男と女ではこんな感じでえげつないほどの温度差があります。

 

あらためて考えると
なるほどな~と思います。

 


ただ実際はこれが自然な形として普通にあるんですよね~。

 

大抵は
カードに描かれている男女のように
男女の都合や立場はあるけど
なんとなくお互いを受け入れながら
良い関係を調整して
なんとなくいい感じで付き合っている。


そんなカップルばかりでしょ?


つまり、なんだかんだで
男女関係って理屈ではないのですよね。

 

とはいえ、
お互いに相手の立場でモノゴトを考える。
ことは大切にしたいポイントではありますよね。

 

男女の視点は違っていることを自覚しておいて損はないでしょう。

 


さて今日は
タロットカードの大アルカナ6番恋人のカードをねたに男女の恋愛観をテーマにお話ししましたが
いかがだったでしょうか?

お話した内容があなたのお役に立てば嬉しいです。

今日も最後までおつきあいいただきありがとうございます。

 

それではまた鑑定などでお会いしましょう。