力(ストレスに負けないココロの作り方)
【力(ストレスに負けないココロの作り方)】
今日は大アルカナ22枚の中の
”8番力”
のカードを扱っていきます。
力のカードには猛獣とそれを手なずける女性が描かれています。
女性は猛獣を恐れていませんし
猛獣も女性を威嚇するようなことはしません。
まるで
猛獣はフィジカルの強さ
女性はメンタルの強さ
お互いの絆の強さ
などを暗示しているようです。
一言で力といっても色々あるということです。
ということで
今日は
強い心ということで
「ストレスに負けない心の作り方」
をテーマにお話ししていきます。
最近はストレスへの耐性や回復する力が
低い人が増えているそうです。
実際、
占いの現場でも
社会で感じたストレスと上手に折り合いをつけることが出来なく
家から出られなくなって
健全な社会活動が出来なくなってしまった人のご相談を多く受けます。
私の勝手な印象では
そういった人たちの中の多くは
決して心が弱いわけでも
怠け心でそうなったわけでもなく
ただ、ストレスとの付き合い方を知らなかったから限界が来てしまったんだな~。
という感じです。
もちろん人のココロは単純ではありませんし、
いろんな事情やケースがありますのでひとくくりにできる問題ではありません。
とはいえ、ストレスとの向き合い方について考えてみるのも
一つの方法かもしれませんので話を進めていきます。
ストレスとの付き合い方に大きく2つの視点があります。
①ストレスへの耐性を上げていくこと。
②ストレスから回復すること。
理想は
ストレス耐性が強く、そして回復が早いことです。
それが出来たら誰も病んだりせんわ!!
と思いますよね。
私もそう思います。
実はある程度のストレス耐性や回復スピードは
後天的に強めていくことが出来るそうです。
どうすればいいのかというと、
ユダヤ系アメリカ人の医療社会学者
アーロン・アントノフスキー博士の提唱する。
センス・オブ・コヒアレンスというのを高めていけばいいというのです。
SOC、首尾一貫感覚、ストレス対処力
とも呼ばれています。
今日は説明を首尾一貫感覚で進めていきます。
首尾一貫感覚は次の3つの要素から成り立つ感覚です。
①有意味感
すべての出来事に意味を見出せる。
仕事や生活にやりがいを見出せると最高
②把握可能感
自分の置かれている状況がわかる
自分が置かれるであろう状況が予測できる
③処理可能感
多分自分なら大丈夫と思える。
何とかなる、何とかやっていけると思える感覚
つまり
状況を把握できるものとしてとらえ
処理できるものと考え
それらに何かしらの意味を見出すことをしていけると
ストレス耐性も回復力も上がっていくということです。
私の場合は
人の話を聴くことに対して
キャパオーバー状態になって
ストレスから誰とも会いたくなくなる時があります。
私はそういった状態を休息のサインととらえています。(有意味感)
最悪、キャパオーバー状態でも何とか仕事は出来ますし、(把握可能感)
家族に宣言して、書斎にひきこもれば
ひとまず回復を図ることができます。(処理可能感)
なので実際に仕事のストレスを
ダラダラと引きずって過ごすことは少ないです。
こんな感じで
首尾一貫感覚の3つの要素を
意識して高めていくことができたら
なんとなくストレスを乗り越えていけそうな気がしませんか?
ストレス耐性と回復力をつけて
しなやかに過ごしていきましょう。
さて今日はタロットカード大アルカナ8番力のカードを参考に
首尾一貫感覚についてお話しましたが
いかがだったでしょうか?
お話した内容があなたのお役に立てば嬉しいです。
今日も最後までおつきあいいただきありがとうございます。
それではまた鑑定などでお会いしましょう。