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2018年9月縁日祭法話

2018.10.24

【2018年9月縁日祭法話】

びっくりするような夏の暑さから一転して、
一気に涼しくなって過ごしやすくなってきました。

 

すでに風邪を引いたという人もいらっしゃいます。(笑)
気をつけましょうね。

 

さて
収穫の秋、食欲の秋と言ったりして、
食べ物がとても美味し時期ですね。
何かと食について考える機会も多くなってきます。

 

そこで、今日は食べるということについてお話をしたいと思います。

 

私達は子供の頃から、

 

『残さず食べなさい。』
『正座して姿勢良く食べなさい。』
『食べる前には手を合わせて「いただきます。」』
『食べ終わったら手を合わせて「ごちそうさま。」』

 

と、こんな感じで口やかましく躾けられてきました。

 

テレビを見ながら食べたり、
肘をついてご飯を食べたりしていたら、
ビンタが飛んできていました。

 

子供ながらに恐怖を感じていたのを覚えています。

 

なぜ食べる時の行儀にこんなに厳しかったのでしょうか?

 

あらためて考えてみると、
私達は生きていくために食べています。

 

なにを食べているのかというと、
他の生命を食べているのです。

 

つまり自分の都合で他の生命をいただいて、
自分の命へ繋いでいるということです。

 

それともう一つ、

 

子供は一人では食品を加工できません、
親が手間暇をかけた料理を食べて成長していきます。

 

『いただきます。』
というのは生命をいただきますということ。

 

『ご馳走様』
というのは、料理にかかった手間にたいしての感謝の気持ちです。

 

姿勢を正して残さず食べるのも手を合わせるのも、
供養の心をあらわしています。

 

つまり、
食事というのは『供養』ということになります。

 

生命や手間暇にたいして、
残さず食べて感謝の気持ちを示し、
美味しかったと気持ちを返して報いていくということです。

 

修行中のお坊さんには、
食事に関して細かな作法があります。

 

食事を配膳したら、
様々なお経をお唱えします。

 

(お腹が空いているので、温かいうちに食べたいのですが、
食事作法をしている間に冷えていきます。(笑))

 

その中に五観ノ偈(ごかんのげ)というものがあります。

 

一つには「功の多少を計り、彼の来処を量れ。」
 …この食事は多くの人々の苦労を経て食卓に並んでいます。そのことを思い感謝。

 

二つには「己が得行の全か欠か多か減かを忖(はか)れ。」
 …この食事をいただくに足りる資格があるかどうか自分をよく省みる。

 

三つには「心を防ぎ過(とが)を顕すは三毒に過ぎず。」
 …出されたものに不平を言わず、欲を離れて自分の心身を正しく調えること。

 

四つには「正しく良薬を事とし形苦を済わんことを取れ。」
 …食事は美味美食を求めるのではなく、健全な心身を保つためにある。

 

五つには「道業を成ぜんが為なり世報は意に非ず。」
 …自分自身の私利私欲の為ではなく、世の為になるように生きるために生命をいただく。

 

食堂とかいて「じきどう」と読みます。

 

”堂”というのは修行の場所のことです。

 

つまり食事という修行を行うのが食堂なんです。

 

 

反省と感謝の供養の心をもって、
修行と捉えて食事と向き合うことで、
なにかしらの気づきがあるかもしれません。

 

あなたも食欲の秋に、
今一度『食』について考えてみてはいかがでしょう?

 

ではまた。

 

 

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来月(10月)の護摩祈願の開始時間を”19時”からに変更します。

※10月28日(日)は福岡県の宮地嶽神社ふれあい広場特設道場にて、
大本山金剛寺主催による『柴灯大護摩供、火渡り』を行います。

当日は私も出仕しております。

その為、
照水院での護摩祈願の時間は”19時”からに変更しております。

あらかじめご了承くださいませ。

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宮地嶽不動尊柴灯大護摩供のご祈願を承ります。

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