知ってると思うと思考停止します。2024年11月メルマガ

【知っていると思うだけで、脳は考えることを止めます。】

普段、占術を教えていて
思うことがあります。

なかなか技術が身に付かない人には
ある特徴があったりします。

今日はそういったことから
仏教でいうところの智慧についてお話ししたいと思います。

智慧とは…
・物事の道理を判断して真理を見極める認識力。
・恵を知ること。
(私の場合は学び続けることとも解釈しております。)

私は学ぶ姿勢として意識すべきことが2つあると思っていまして

一つは
「私は何も知らない」
ということと。

もう一つは
「素直に先人の教えを使わせていただく」
ということです。

いったいどういうこと?

って思いますよね。

一つ目から説明します。

実は

人が”知っている”
という状態には3つあると考えられています。

①見たこと聞いたことがある。
②体験したことがある。
③説明できる。

というものです。

厄介なことに
人間の脳は「知っている」と思っただけで
その瞬間に考えることを止めてしまいます。

つまり
覚えたり、検討したり、分析したりしなくなるんです。

なので私の場合は
それ”知ってる”と思った時点で
どのレベルの知っているなのかというのを確認します。

もしも説明できるレベルでなければ
”私は何も知らない”
と認識をあらためて
思考停止を防ぐようにしています。

二つ目が
”素直に先人の教えを使わせていただく。”
ということです。

占術にしてもご祈祷にしても
沢山の件数をこなすと
カンのあて所のようなものが見えてきてきます。


そんななかで私なりの工夫や
オリジナルメソッドのようなものも
たくさんうまれました。

実際、誰かにおそわることなく
実践を通して気付いたことや
秘伝に通じるものがたくさんあります。

ところが
古文書を研究すると
私が10年ほどかけてたどり着いたことが
既に本の数行で完璧にまとめてあったりするのです。

ショックです。

しかし冷静に考えたら
1人の研究者が50年かけて積み上げてきたものを
次の世代が受け取ってそこから更に50年…

こういったことを1000年以上続けてきて
さらに時代の変化に合わせて必要なものが残され
不要なモノが取り除かれ
さらに汎用性の高いものが現代に伝わってきています。

私ごときが10年20年でたどり着く境地など
とっくに誰かがたどり着いていますし
それどころか、さらに良いものを残していたりします。

そういったことを経験してきてしまった為
素直に先人の残してくれた方法を
ありがたく使わせていただくようにしています。

形に則ってまとめてある次第を扱うことで
仕事のコンディションを整えたりできますし
コンディションに左右されず
一定の再現性を保つことが出来ています。

こういったことを実感すると
分かるのですが、
占術の習得に苦戦した私は

しっかり

”それ知っている”の罠にはまっていました。

そして教わったことを自分勝手に
アレンジしたりしていました。

学びの遠回りをしていました。

もしも
何かしら学ぶ機会がある時は
「私は何も知らない」
「素直に学び実践する」
というのをやると
上達が早まると思いますよ~。

ではまた。